【宮部みゆき】おすすめ小説(あらすじ・感想・評価)

小説

著者:宮部みゆきの紹介と代表作品

1960年12月23日、 東京都江東区生まれ。

小学校2年生で父親が買ってくれた『杜子春』を1日で読むほど、幼少期から読書家だった。

OL、法律事務所、東京ガス集金課勤務といった多様な経歴を経て、1987年『我らが隣人の犯罪』でデビュー。 その後、10作品で17もの賞を受賞。『理由』では直木賞を受賞している。

1987年『我らが隣人の犯罪』オール讀物推理小説新人賞。
1989年『魔術はささやく』日本推理サスペンス大賞。
1991年『本所深川ふしぎ草紙』吉川英治文学新人賞。
1992年『龍は眠る』日本推理作家協会賞(長編部門)。
1992年『火車』週刊文春ミステリー1位
1998年『理由』週刊文春ミステリー1位
1999年『理由』で直木賞、日本冒険小説協会大賞国内部門。
2001年『模倣犯』毎日出版文化賞特別賞。週刊文春ミステリー1位・このミステリーがすごい!1位
2002年『模倣犯』司馬遼太郎賞受賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
2007年『名もなき毒』吉川英治文学賞・週刊文春ミステリー1位
2008年『楽園』ミステリが読みたい!1位
2008年『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award受賞。

 

魔術はささやく

発行日:1993年1月28日
発行元:新潮文庫

  • 第2回日本推理サスペンス大賞で大賞を受賞
  • テレビドラマ化:1990年4月3日、日本テレビ系列「火曜サスペンス劇場・春のスペシャル」
  • テレビドラマ化:2011年9月9日にフジテレビジョン系の「金曜プレステージ」枠で放送

 
あらすじ(裏表紙より抜粋させていただきました)
 それぞれは社会面のありふれた記事だった。1人目はマンションの屋上から飛び降りた。二人目は地下鉄に飛び込んだ。そして三人目はタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人目に伸びていた…。だが、逮捕されたタクシーの運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。日本推理サスペンス対象受賞作。
 

魔術はささやく:ひとこと感想と評価(2020年2月17日読了)

ストーリーの面白さもさることながら、物語の目線が、「守」「犯人」「吉武」と変わり、自然と推理させられていることが、ぐいぐいと小説に惹き込まれる要素になっています。

また、序盤の敏夫の女や、三浦の存在がミスリードを誘い、推理熱を高めるとともに、人を操り自殺をさせるという「魔術」のトリックに夢中で、気が付くとまた夜更かし(笑) すっごく惹き込まれました。

 

人物相関図と物語のあらすじをとりながら読んだので時間はかかりましたが、気持ちよく読了することができました。

未読の方はぜひ!

 

 

評価:9/10点

 

 

魔術はささやく:人物相関図とあらすじ(ネタバレ注意!)

 

 

 

 

 

理由

発行日:1998年5月15日
発行元:朝日新聞社

  • 第120回直木賞受賞
  • 2012年5月7日にTBS系の月曜ゴールデン枠でTBSスペシャルドラマ企画 『宮部みゆき・4週連続 “極上”ミステリー』の第1夜として放送された。

 
あらすじ(裏表紙より抜粋させていただきました)
 東京都荒川区の超高層マンションで起きた凄惨な殺人事件。殺されたのは「誰」で「誰」が殺人者だったのか。そもそも事件はなぜ起こったのか。事件の前には何があり、後には何が残ったのか。ノンフィクションの手法を使って心の闇を抉る宮部みゆきの最高傑作がついに文庫化。
 

理由:ひとこと感想と評価(2019年7月1日読了)

ページをぱらぱらとめくると”ぎっしり”つまった文字、文字、文字。「こいつは手強いぜ」と、警戒エリアとも呼ばれる積読棚へ一時退避させる。

 

3日後、井坂幸太郎さんのファンタジーを読み終わり、そろそろ現実世界に戻ろうかと手に取り読み始める。

 

序盤は、情景・人物とも細かい描写が行われテンポよく物語が進まない。おかげで、もともと重い小説の印象がさらに重くなる。「終わるのかこれ・・・」

 

中盤以降は、加速度的に展開していく。が、それでもサクサクは進まない。

(この小説は、【ルポルタージュ形式】でのドキュメンタリーなので、人物の会話要素が少なく、ほとんどが地の文のため圧倒的に文字量が多い。)

 

読み終わって、特別な感想やスッキリ感は出てこないが、この情報量をドキュメンタリーとして小説にまとめる宮部さんすごい!というのが、この本を読んだ正直な感想です。

 

 

評価:7/10点

 

 

 

 

誰か

発行日:2003年11月13日
発行元:実業之日本社

 
あらすじ(裏表紙より抜粋させていただきました)
 今多コンツェルン広報室の杉村三郎は、事故死した同社の運転手・梶田信夫の娘たちの相談を受ける。亡き父について本を書きたいという彼女らの思いにほだされ、一見普通な梶田の人生をたどり始めた三郎の前に、意外な情景が広がり始める・・・。稀代のストーリーテラーが丁寧に紡ぎだした、心揺るがすミステリー。解説・杉江松恋
 

誰か:ひとこと感想と評価(2019年9月10日読了)

「娘が結婚するまでにケリをつけておかなければならないことがある」といって立ち入ったマンション。ある用事が終わって帰ろうとしたとき、「誰か」が乗った自転車に衝突され死亡した。

この事故を解明するべく、物語が展開する。

 

父親を轢き逃げした犯人探しを題材に、父の過去を本にしようと意気込む妹の梨子。反対に、それには消極的な姉の聡美。姉は幼い頃に誘拐された事を妹に隠していた。

最初は姉妹仲睦まじかったが、親の過去が暴かれるにつれて、それぞれの距離が遠のいき軽いバトルにまで発展する。

 

このような流れで物語は展開しますが、非常に後味が悪いラストが待ってます。イヤミスが苦手な方は敬遠した方がよいかも・・・

 

管理人は好きでしたよ。最後の展開も含めて。

 

 

評価:7/10点

 

 

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