アサヒビールの第3のジャンルから、『IPA(インディアペールエール)』の商品が発表された! その味とIBU値は?
■まずビールの苦み成分(IBU)の基礎知識から
ビールの苦みは、IBUという値で管理することができます。
IBUは「International Bitterness Units」の略であり、日本語で略すと「国際的な苦味の単位」という解釈になります。
この苦味の単位は、”どのくらい苦いか”を示すものであり、IBUの数値が高ければそれだけ苦味が強いビールということになります。
ビールの「苦味成分」は、原材料の一つであるホップの種類、使用量、煮込み時間によって変化します。
以下、国産ビールの代表的な銘柄のIBU値を紹介します。
メーカー | 銘柄 | IBU値 |
アサヒ | スーパードライ | 16 |
キリン | 一番搾り | 21 |
サントリー | モルツ | 21 |
サッポロ | エビス | 25 |
ヤッホーブルーイング | インドの青鬼 | 56 |
『インドの青鬼』がずば抜けています。
それも当然の話しで、こちらの商品は『IPA』に属しており、強烈な苦味と香りを特徴とする高級ビールなのです。
今回紹介しました、クラフトスタイル【IPAタイプ】は、IBU値は公表されておりませんが、ブログの最後に管理人なりのIBU値をつけてみたいと思います。
購入できる場所
管理人は、たまたまイオンの酒類販売コーナーで見かけまして、「少し見慣れないパッケージだな」と思いながら、気が付いたのが『IPA』という文字。
以前、『インドの青鬼』というビールにハマってしばらく飲んでましたが、値段の高さからずいぶんと購入していませんでした。
値段の安さは気になるものの、今年10月から第3のジャンルの税率が上がるので、各社シェア抱え込みのために必死に良い商品を展開すると聞いていたので、試しに1パック(6本)を買ってみました。
他のスーパーも回ってみましたが、販売してたのはイオン系列だけ?
酒のスーパー『やまや』、『OK』は回っていません。
試飲
気になって仕方なく、まだ夕方にも関わらず開けちゃいました(笑)
まず香りをいただきます。
以前飲んだ『エビス:ジョエルロブション』のような爽やかな香りがします。
さて、一口目は上澄みの泡をメインにいただきます。
口に入れた瞬間、爽やかでベリーを思わせるフルーティな香りに支配され、その後にギュっと引き締める力強い苦味を感じます。
最高です!
そして、2口目は主に泡ではなく、ビールそのものをメインでいただきます。
1口目は、やはり泡がメインだったので苦味成分が主体だったのですが、今回は香りと苦みのバランスが良くなり、例えるなら『キリン:クラシックラガー』の爽やかなホップの香りはそのままに、苦みレベルをさらに1段階引き上げた印象になりました。
最高です!
ということで、お味は 最高でした!
クラフトスタイルIPAタイプのIBU値は?
それでは、IBUの値を考察してみます。
同じIPAの『インドの青鬼』はIBU値が56。
感じる苦味は、『クラフトスタイルIPAタイプ』の方がやや強く感じます。
ただ、『インドの青鬼』は麦芽のコクが強く感じられるため、苦みが目立たないことを考慮すると、『クラフトスタイルIPAタイプ』のIBU値は44~50程度ではないかと推測します。
いつまで買えるのか
この商品、調べると2019年12月17日発売であり、アサヒビールの公式HPからはこの商品の紹介ページは削除されておりました。(2020年2月22日)さらに、「期間限定」「数量限定」ということを考慮すると、ほぼ店頭在庫で終了ということになると思います。
しかし、このクオリティの商品が98円でいただけるという奇跡!
買いだめしておきたいという気持ちにかられ、つい2ケースほどカゴに積んでしまいました(笑)
普段はサッポロ:エビスを飲んでいますが、満足度という点ではエビスに勝るとも劣らないクオリティを持っていると思います。
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