【三島由紀夫】おすすめ小説(あらすじ・感想・評価)

三島由紀夫小説
三島由紀夫

著者:三島由紀夫の紹介と代表作品

1925年1月14日、東京都新宿区生まれ。本名:平岡 公威(ひらおか きみたけ)
死没 1970年11月25日(45歳没)

戦後の日本文学界を代表する作家の一人であると同時に、ノーベル文学賞候補になるなど、日本語の枠を超え、海外においても広く認められた作家である。

代表作は『仮面の告白』『潮騒』『金閣寺』『豊饒の海』

 

 

仮面の告白

発行日:1949年7月5日
発行元:河出書房

  • 映画化(日本未公開):『Mishima: A Life In Four Chapters』 1985年
    製作会社:フィルムリンク・インターナショナル、アメリカン・ゾエトロープ、ルーカスフィルム。

 

 
あらすじ(裏表紙より抜粋させていただきました)
 私は無益で精巧な一個の逆説だ。この小説はその生理学的な証明である」女性に対して不能であることを発見した青年が、幼年時代からの自分の姿を丹念に追求するという設定のもとに、近代の宿命の象徴としての”否定に呪われたナルシシズム”を開示して見せた本書は、三島由紀夫の文学的出発をなすばかりでなく、
その後の生涯と文学の全てを予見し包含した戦後文学の代表的名作である。
 
仮面の告白:ひとこと感想と評価(2020年3月8日読了)

三島由紀夫が24歳のときに書かれた自叙伝といわれています。

 

内容を少々。

LGBT(性的マイノリティ(性的少数者:セクシャルマイノリティ))であるがために、幼少の頃から異常な光景を鮮明に覚えている。

 

5歳のときには、「糞尿汲み取り人」の隆起した肉体に、さらに軍人パレードの汗の臭いに興奮を覚え、さらに聖セバスチャン像の絵を見た時にはかつてないくらいの衝撃を受ける。

13歳には、固い肉体、死、美しさに対しての欲望に気が付き、近江という同姓に、いや肉体を愛するようになる。

 

そして大学に入ってすぐ、友人の妹の園子と出会い恋仲となり結婚を申し出されるが、どうしても女性を性の対象として認識することができず断ってしまう。

しかし、「普通の男で生きたい」という望みのせいか、園子との再会後また逢瀬を繰り返すようになる。(以降はクライマックスになるので割愛)

 

中盤以降、自分がソドムであることを悟られないよう、”隠す”ことに執着する。このあたりは、島崎藤村の『破戒』で”穢多”を隠す心理と同じように感じた。

 

全般読んでみて、独特な文章表現に麻薬的な力を感じさせる。ただ、全般にわたり独特で緻密な描写で表現されているため、読むにあたっては集中力とパワーが必要。ミシマ文学の重みを再認識しました。

 

 

評価:9/10点

 

 

金閣寺

発行日:1956年10月30日
発行元:新潮社

  • 第8回(1956年度)読売文学賞を受賞
  • 文庫版:新潮文庫、累計売上330万部を超えているロングセラー小説

金閣寺

 
あらすじ(裏表紙より抜粋させていただきました)
 1950年7月2日、『国宝・金閣寺焼失。放火犯人は寺の青年僧』という衝撃のニュースが世人の耳目を驚かせた。この事件の陰に潜められた若い学僧の悩み――ハンディを背負った宿命の子の、生への消しがたい呪いと、それゆえに金閣の美の魔力に魂を奪われ、ついには幻想と心中するにいたった悲劇…。31歳の鬼才三島が全青春の決算として告白体の名文に綴った不朽の金字塔
 
仮面の告白:ひとこと感想と評価(2019年9月29日読了)

再読後感想を書きたいと思います。

 

 

評価:/10点

 

 

 

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