【小峰元】おすすめ小説(あらすじ・感想・評価)

小説

著者:小峰元の紹介と代表作品

1921年3月24日、兵庫県神戸市生まれ。本名:廣岡 澄夫(ひろおか すみお)

毎日新聞社在職中、1973年に『アルキメデスは手を汚さない』で第19回江戸川乱歩賞を受賞。
この作品は後に多数発表される青春推理小説のスタートであり、作家である東野圭吾が推理小説に目覚めたきっかけになったのは、あまりにも有名。

 

アルキメデスは手を汚さない

発行日:1973年8月
発行元:講談社文庫

※「この小説との出会いが、本嫌いだったバカ高校生の運命を変えた」(東野圭吾)

 
あらすじ(裏表紙より抜粋させていただきました)
 
「アルキメデス」という不可解な言葉だけを残して、女子高生・美雪は絶命。さらに、クラスメートが教室で毒殺未遂に倒れ、行方不明者も出て、学内は騒然! 大人たちも巻き込んだ、ミステリアスな事件の真相は? 1970年代の学園を舞台に、若者の友情と反抗を描く、伝説の青春ミステリー。江戸川乱歩賞受賞作。
 
アルキメデスは手を汚さない:ひとこと感想(2020年6月30日読了)

【一部ネタバレがあります】

 

第19回江戸川乱歩賞

これが昭和48年ということで、今から遡ること47年前の物語になります。

 

・高層ビル建設による日照権問題

・女子学生の中絶

・老若男女&場所を問わない喫煙

 

このあたりは、「時代を感じるな~」とは思いましたが、ミステリー小説という手法では、全く古臭さを感じることなく、最後の最後まで楽しめました。

 

この小説の醍醐味は、「タイトルの核心」にあり!

物語の進行に伴い、

①誰が美雪を妊娠させたのか

②臨終の際に口にした「アルキメデス」とは、なにを意味するのか

③ヒ素中毒を起こした弁当に、誰が毒を入れたのか

④誰が亀井を殺したのか

と、謎が生まれますが、この謎と「タイトル」がどのように繋がるのか、推理マニア垂涎の展開にワクワクさせられること必至です。

 

本当に最後の最後まで楽しめました。

 

 

評価:8/10点

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