著者:スティーヴ・ハミルトンの紹介と代表作品
子供の頃から推理作家を志し、12歳の時にはエラリー・クイーンに短編小説を送ったこともある(「No, Thank you」のカードと共に送り返された)
1998年:『氷の闇を越えて』でセント・マーティンズ社 / アメリカ私立探偵作家クラブ共催ミステリ新人賞受賞
1999年:『氷の闇を超えて』でシェイマス賞 新人賞受賞、エドガー賞 処女長編賞受賞、アンソニー賞 新人賞ノミネート、バリー賞 新人賞ノミネート
2001年:『ウルフ・ムーンの夜』でバリー賞 長編賞受賞
2003年:”North of Nowhere” でアンソニー賞 長編賞ノミネート、バリー賞 長編賞ノミネート
2004年:”Blood is the Sky” でアンソニー賞 長編賞ノミネート、ガムシュー賞 最優秀ミステリ賞受賞
2008年:”Night Work” でCWAゴールド・ダガー賞ノミネート
2011年:『解錠師』でエドガー賞 長編賞受賞、アンソニー賞 長編賞ノミネート、CWAゴールド・ダガー賞ノミネート、バリー賞 長編賞ノミネート
解錠師
日本での発行日: 2011年12月 / 発行元:早川書房(アメリカでは、2009年)


タイトル『THE LOCK ARTIST』
芸術的解錠師が獄中で半生を振り返った物語。
解錠師マイクルは、幼少期のある出来事により声を失うが、絵を描くこと、解錠することに才能を見出す。
そして、ある犯罪組織に加担したことがきっかけで恋に落ち、その大切な人を守るため、後戻りできないほど自らの手を汚していく。
【感想】
奇抜な設定で、読了前にハードルを上げすぎたのか。
「いつ面白くなるのか…」と考えながら、ページをめくる手が次第に重くなっていく系の小説だった。時系列が前後するタイプが苦手なのでそのせいかもしれないが。。
特に事件の顛末などがはっきりせず、しこりを残したまま読了した。再読して、このモヤモヤを吹き飛ばしたいが、たぶん再読はないかな。
評価:5/10点
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