改善提案をまるっとマネジメントしたい
ちょろちょろ時間のある時に更新していきます。なにか質問やご意見あればメッセージください。
【改善】
《名・ス他》悪い(劣った)ところを改めて、よくすること。
社会人なら一度は聞いたことがあるであろう「改善提案活動」
実際ウチの会社でも、15年以上も前からやっているが、開始当初の ”超アナログ” な手法そのままで、これこそも改善されていない(笑)。活動は会社全体で行うことが多く、全従業員が一斉に提案書を提出してくると、その処理に追われること、追われること。
そこで、何とか効率よく全体をマネジメントしたいなーって思ったのが自作のきっかけ。
改善提案処理の基本的な流れは、
①提案提出
②担当部署が、提案毎に効果(コスト・品質・安全性・環境面等)を計算し、評価点を付ける
③従業員の提出件数や、年度毎に表彰できるようポイントを管理する
こんな感じ。
3ステップで、特に問題なさそうな気もするが、実際運営してみるとさまざまな問題にでくわす。
・提案がなかなか完結しないので、ちょいちょいヘルプが必要(提出者の力量のばらつき)
・担当部署でbefore → afterを評価するにも、技術的知識が乏しいため正しく評価するには、さまざまな部門のヘルプが必要。
・最後に、提案書といった『紙媒体』がとにかくめんどくさい。
それでは、開発にとりかかるが、C#の基本文法やコントロールのプロパティなどの説明は基本しません。
「あ~、Windowsアプリの開発って、こんな感じで作るのか」ってのを解説するのが目的です。
意外とかんたんなので、要領覚えてビシバシ業務改善に活用してもらえたらうれしいなっと。
では、いっちょやっていく。
プログラムを開発する環境
開発環境は、VisualStadioを使います。コレ無しではC#の開発はムリっていうほど使い勝手が良い。

↑公式サイトです。ここダウンロードしてください。
インストール及び、初期セットアップについては割愛(「C#」「VisualStadio」で検索すればゴマンとある)
プログラム言語は、C#を使います。Windows環境で動作するGUIアプリを開発するのに最適。
特にインストールは必要なし。VisualStadioをC#でセットアップすれば使用可能になります。
タイトルを決める
開発を始めるにあたって、「プロジェクト名」が必要になるので、それらしき名前をつける。
今回は「改善提案マネジメントシステム」という、ちょいカッコつけた名前にしてみる。
やりたいことを整理する
わざわざプログラムを組んでアプリ化するので、できるだけ2度手間にならないよう、アプリに盛り込みたいことを事前に整理しておく。
ぼくの場合は、もともとExcelでやっていた「わずらわしさ」を解消するためアプリ化を考えたので、そのあたりを具体的に絞り出す。
- 社内ネットワークで、どこからでも全ての改善提案にアクセスしたい。
- 提案者以外がアクセスする場合、『公開鍵』などを使って、アクセスを制限したい。
- 電子押印システムを実装したい。
- 提案作成の際、ヘルプメールを送れるようにしたい。
- 複数いる評価者の評価点を自動集計して、評価等級をつけたい。
- 年度毎に、改善提案提出数や評価ポイントを自動集計できるようにしたい。
- 検索システムを実装したい。
とりあえずこのくらい。
これらを実現するにはデータベースが必須なので、C#と相性の良い「SQLServer」を使うことにする。
SQLServerのインストール
簡単なデータ管理なら、SQLiteでよいのだが、それなりに管理要素がある場合はSQLServerを使うようにしている。
↓ココが公式サイト。
無料のExpressで十分。インストールの方法はググればゴマンと出てくるので割愛。
データベースを設計する
これほんと大事。
3年近く開発してきて、やっとこの大切さに気付いた。
この精度が高ければ高いほどロスが少なくなる。様々な可能性を考えて、要素を管理するように設計しておくこと。不要なら後ではしょればよい。
管理要素1つ漏れただけで、くそめんどくさいSQLを書かなければならなくなったり、登録画面やプログラム自体をぐちゃぐちゃ変更しなければならなくなる。この手間がマジめんどくさい。
データベースの新規作成
テーブルの作成
ここからが大事なところ。
とりあえず必要そうな要素をまずは、カテゴリーで抽出する。
- 従業員情報
- 改善提案データ
- 提案画像データ
- アクセス履歴
- 評価基準
こんなもんかな。
あとは、作りながら必要そうな要素があったら都度追加する。
コメント